2006年3月12日(日)「しんぶん赤旗」

戦争司令部くるな 市民大集会

座間 1900人 市長先頭にデモ


相模原市長メッセージ

 在日米軍再編の日米合意が大詰めとなるなか、神奈川県の「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会」(会長・星野勝司座間市長)は十一日、座間市谷戸山公園で市民大集会を開きました。約千九百人の参加者は、キャンプ座間(座間市、相模原市)沿いをデモ行進しました。

 会場は「戦争司令部おことわり」「(基地の)強化・恒久化は許せません」と書かれたのぼりが立ち並び、基地強化反対のプラカードや横断幕を掲げる人、青年や子ども連れの参加者も見られました。

 星野市長はあいさつで、日米両政府がキャンプ座間などの一部返還で合意したとの報道について「土地を少し返すのがわれわれの求めている基地の強化・恒久化の解消ではない。地元の苦渋をしっかりと受けとめ、将来にわたってキャンプ座間の強化・恒久化をしないという、しっかりとした哲学を持つことを国に求めていく」と語りました。

 小川勇夫相模原市長からの連帯のメッセージや、松沢成文神奈川県知事などからの激励のメッセージが紹介され、キャンプ座間の強化・恒久化計画の撤回を求める決議文を採択。参加者は「新司令部は来るな」「国は地元の意向を反映しろ」とシュプレヒコールをあげながら行進しました。

 子どもを連れて行進した男性(39)は「戦争が好きな人は誰もいない。次の世代のためにも、もっと運動が広がってほしい」と語りました。

 日本共産党から畑野君枝前参院議員、座間市議団、県委員会基地対策委員会の笠木隆事務局長らが参加しました。


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