2006年3月5日(日)「しんぶん赤旗」

岩国住民投票今月12日

ギターで投票音頭

通行人「爆音うるさいけんの」


 「賛成の人も反対の人もこぞって投票に」――厚木の空母艦載機部隊の移転の賛否を問う山口県岩国市の住民投票を成功させようと四日、「艦載機受け入れ反対に○をする会」(吉岡光則会長)は二百人以上の参加で、ビラまきチームや宣伝カー、ハンドマイクを繰り出して終日いっせい宣伝行動をおこないました。

 駅前の商店街では女性たちが「住民投票に行こう」と書かれたプラスターを掲げて投票を呼びかけました。

 ビラを受け取った会社員の野原藍さん(21)は「賛成か反対かはまだ決めていませんが、投票には行きます。大事なことは市民としての意見をはっきりさせることです」。

 赤ちゃんを抱えた男性(35)は「移転には反対。(騒音が)うるさいけ。こっちに押し付けるんじゃなく、アメリカに帰ればいい」。柱野町在住の平石啓子さん(64)は「住民の意思をはっきりさせることが大事。基地が強化されると風紀も乱れるし、犯罪も増える。私は反対に投票します」といいました。

 麻里布町では、買い物車を押したお年寄りが、ハンドマイクで宣伝中の「○をする会」メンバーに「十二日しか投票できないのか」と質問。「六日から期日前投票ができます」と説明すると、「ああよかった。投票に行きます」といいました。

 JR岩国駅前では、ギターやバンジョーで「住民投票音頭」を初披露。通りかかったお年寄りが「爆音がうるさいけんの。アジア最大の基地はいやじゃ」と話しかけていきました。

 行動に参加した新日本婦人の会岩国支部の山中式代事務局長は「ビラの受け取りもよくなっている。あと一週間が勝負。さらに運動を広げたい」と話しています。


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