2006年2月28日(火)「しんぶん赤旗」

米軍沖縄新基地沿岸案

名護市13区が反対

区長会で決議


 「地元の意向を全く無視した沿岸案には絶対反対!」―。米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる新基地建設が狙われている沖縄県名護市の東海岸十三行政区が二十七日、区長会を開き、キャンプ・シュワブ沿岸部への新基地建設に反対する決議をあげました。

 十三区では、すでにそれぞれ反対決議をあげていますが、地元の声を無視し、あくまで新基地建設を強行しようとする日米両政府の態度をふまえ、「地元の意思を明確に示すため」(瀬嵩区長で区長会の田畑一茂会長)に、区長会として反対決議を行ったものです。

 新基地計画の滑走路延長上にあたる豊原区の宮城稔区長は「今回の沿岸案は『普天間』の危険性を一日も早くなくすため、海上案で政府と協議を続けてきた我々の思いを踏みにじっている。私たちの頭の上に『普天間』を持ってくるもので絶対に受け入れられない。十三区が固く団結して拒否したい」と語りました。

 区長会では、三月上旬にも島袋吉和名護市長に対し、この決議を踏まえて新基地問題に対応するよう要請することにしています。


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