2006年2月26日(日)「しんぶん赤旗」

米軍機Ｆ１５来るな

茨城県民集会に１０００人

　茨城県小川町にある航空自衛隊百里基地への米軍Ｆ１５戦闘機の訓練移転計画に反対する「米軍機Ｆ１５来るな県民集会」が二十五日、同町内で開かれ、地元はもとより県内各地から千人以上が参加しました。広範な労組、平和・民主団体でつくる同集会実行委員会による主催です。

　集会では半田滋氏（東京新聞社会部記者）が講演し、「米軍再編は基地を強化し、自衛隊を米軍に組み込み、海外に出撃するしくみをつくるもの」と指摘。経過報告に立った県平和委員会の伊達郷右衛門事務局長は、地元住民や全国の基地闘争と連帯するなかで同集会が開かれていることを強調し、「Ｆ１５来るな、の一点で運動をすすめていこう」とよびかけました。

　同基地の地元で区長をつとめる笹目光行さん（５５）が「集会を開いてくれたことに心から感謝したい。本来は町が中心になってこうした集会を開くべきだ。反対運動を大きく」とあいさつし、連帯の拍手に包まれました。

　集会後、参加者らはピースウオークで「アメリカの戦闘機は百里に来るな」と周辺住民や商店街にアピールしました。

　食料品店主の妻（５５）は「きょうは集会があったんですか。ありがたいことですね。アメリカの戦闘機がここに来るのは、私も主人も反対です。夜間訓練などで騒音もひどくなるおそれがあります」と不安な表情をみせていました。