2006年2月21日(火)「しんぶん赤旗」
岩国住民投票
全国に支援を要請
「移転反対に○の会」が訴え
山口県岩国市の「艦載機移転受け入れ反対に○をする会」(労働組合、民主団体、日本共産党が加盟。吉岡光則代表)は二十日、「全国のみなさんへのアピール 岩国市の艦載機移転反対住民投票へのご支援のお願い」を発表しました。
同市では来月十二日、米軍再編による海軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機部隊(五十七機)の岩国基地への受け入れについて市民の賛否を問う住民投票がおこなわれます。受け入れに反対する井原勝介市長が今月七日発議したものです。
「反対に○をする会」は、今月十五日に発足。街頭宣伝や全世帯数を上回る五万枚の「三月十二日 住民投票・受け入れ反対に○を!」のビラの配布を始めています。
アピールは、この運動の意義について「米軍再編計画を認めれば、岩国基地は、アジア最大の米軍航空基地になります。騒音、犯罪、事件・事故などの耐え難い被害、さらに街づくりにもおおきな影響を与えるもので、絶対に認められません。住民投票の勝利は、私たちのくらしといのちを守るとともに、日本の平和にも大きく貢献する大義あるたたかいだと確信します」とのべています。
そして、「岩国で、政府の計画に真正面から反対して、市民が声をあげるのは初めてのことです。負けてはならない、正義のたたかいです。子どもに恥ずかしくない岩国市民としての良識を示したいと思います」とした上で、次の三点での支援を訴えています。
○岩国市民の友人、知人に声をかけてください。
○住民投票運動の資金がありません。カンパをしてください。
○可能な方は、岩国にきて、一緒に活動してください。