2006年2月20日(月)「しんぶん赤旗」

“基地国家はごめんだ”

静岡・東富士 演習場考えるシンポ


 「東富士演習場(静岡県御殿場市、裾野市、小山町)を考えるシンポジウム」(日本共産党東部地区委員会と二市一町の党議員団主催)が十九日、御殿場市で開かれ、七十人が参加しました。

 パネリストは、小泉親司・党基地対策委員会事務局長、中里龍夫「キャンプ座間への米陸軍第一軍団司令部の移転に反対する座間・相模原周辺市民連絡会」代表委員、厚見道代御殿場市議の三氏。高木理文御殿場市議が進行役をつとめました。

 小泉氏が基調報告し、日米合意の米軍再編の内容を「米国いいなりの米軍基地国家を二十一世紀まで続ける宣言」と告発し、全国百三の自治体で「イラク戦争など戦争につながる米軍基地はごめんだ」と基地強化反対運動が起きていることを紹介。「日米合意を廃棄させるまで運動を広げよう」とよびかけました。

 厚見市議は、キャンプ富士が昨年、市内の中学校駅伝部に練習場として基地内を提供していたことから党市議団として教育委員会に強く抗議し、撤回させたことを紹介。市民生活への浸透をはかる軍隊の動きに機敏に対応していく必要性を強調しました。

 中里氏は、相模原・座間での自治体ぐるみのとりくみをくわしく紹介。周辺市民連絡会が、米軍再編問題の根本的解決が安保廃棄、憲法改悪阻止にあると市民に知らせていると報告しました。

 参加者から「御殿場市民は基地や爆音に慣れて運動は広がらないという思いがあったが自衛隊が海外へ行き、米軍と戦争することには反対の人が多いはず。自衛隊の海外派遣はイラクで最後に」との発言がありました。


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