2006年1月31日(火)「しんぶん赤旗」

F15戦闘機の飛行中止を

沖縄県議会が抗議決議


 沖縄県議会は三十日、臨時議会を開き、沖縄本島東方海域で十七日に発生した米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機墜落事故について抗議する決議と意見書を全会一致で可決しました。

 決議・意見書では事故について「漁業関係者や県民に大きな不安と恐怖を与えている」と強調。沖縄本島南方海上へのF15戦闘機墜落(二〇〇二年)や沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落(〇四年)など相次ぐ墜落事故をあげ、「米軍における航空機整備・保守点検のあり方等に疑問を持たざるを得ない」と指摘しています。

 その上で、地元市町村などがF15戦闘機の飛行中止を求めていたにもかかわらず、「十九日、米空軍が一方的に訓練を再開したことはまことに遺憾である」と表明。(1)事故原因の徹底究明(2)安全対策及び再発防止策が講じられるまでの間、F15戦闘機の飛行中止(3)墜落に伴う周辺海域での漁業影響調査―などを強く求めています。


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