2006年1月29日(日)「しんぶん赤旗」

JR東 大破の堆肥舎補償へ

高橋衆院事務所に報告

羽越線転覆


 昨年十二月二十五日に山形県庄内町でJR羽越線の特急列車が脱線・転覆した事故で、JR東日本は転覆車両が激突し大破した堆肥(たいひ)舎などの損害賠償について、所有する余目町農協(小関長一郎組合長)に対し、全面的に補償することを明らかにしました。

 JR東の担当者が二十五日、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員の国会事務所を訪れて経過を報告しました。

 農協関係者からは「JRとの交渉で、高橋議員と日下部勇一庄内町議に手助けしてもらってよかった」と喜びの声があがっています。

 この問題では、日本共産党山形県委員会と高橋議員が十九日にJR東本社に対し、遺族らへの誠実な補償と事故原因の究明、安全対策などの申し入れを行いました。これに参加した日下部町議が、農協と養豚農家の被害の実態を訴え、補償を求めていました。

 また、農協は事故で豚の成育が遅れ、出荷時期を逃したため損失が出ていることや堆肥舎の南側への移転・建設費などについても補償を要求しています。

 堆肥舎は鉄筋コンクリートづくりで四百九十五平方メートル。建設費は約二千四百万円で、国の補助を受け建てたものです。


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