2006年1月19日(木)「しんぶん赤旗」
F15部隊撤去求める
沖縄の地方議会 米軍機墜落で次々抗議
沖縄県うるま市の伊計島東方約七十キロメートルの海上で十七日に発生した、米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機墜落事故を受けて十七日から十八日にかけて、同基地を抱える沖縄市、嘉手納町、北谷町をはじめ、各議会で抗議決議と意見書があがりました。
うるま市議会は事故当日の十七日夕、抗議決議と意見書を全会一致で可決。「事故原因が究明、公表されるまで、同型機の飛行を一切中止すること」「すべての米軍機の住宅居住地域上空での飛行を全面的に禁止すること」を求めました。
嘉手納町議会は「F15戦闘機が再三事故を起こしていることは機種そのものに重大な欠陥があると疑わざるを得ない」と強調し「F15戦闘機部隊の撤去」を要求しました。
沖縄市議会は「F15戦闘機はこれまで幾度となく墜落事故を起こすなど、トラブルが相次ぐことから在日米軍再編協議の中間報告に盛り込まれた『訓練の県外分散』ではなく、嘉手納基地からの『全面撤退』しかあり得ない」として、F15訓練の本土移転を厳しく批判しています。