2006年1月11日(水)「しんぶん赤旗」

流れ変える春闘に

全労連旗びらきで熊谷議長


 全労連(全国労働組合総連合)は十日夜、「新春旗びらき」を東京都内で行いました。各界や各団体、単産・地方組織の代表ら約二百五十人が参加し、歓談しました。

 熊谷金道議長は、日本経団連・財界の〇六春闘対策方針「経労委報告」が掲げたスローガン「経営者よ正しく強かれ」といわざるをえないほど、さまざまな不祥事と企業犯罪で国民の安全・安心を脅かしている事態を批判。一方、社会で起こっている労働者・国民のくらしや安全を守ろうとする「潮目」の変化を確実にするためにも、全労連が民主団体・国民各層と広く共同した壮大な運動をつくる意義を強調し、「今までとは違う、流れを変える国民春闘をつくるために、くらしと日本経済の発展のため、組織をあげて全力でたたかいたい」と表明しました。

 国鉄労働組合の佐藤勝雄委員長、ILO(国際労働機関)駐日事務所の田口晶子次長が来賓あいさつしました。

 日本共産党から小池晃政策委員長・参院議員、浦田宣昭国民運動委員会責任者らが出席。小池氏は、米軍基地反対や憲法改悪阻止、大増税・医療改悪許すなの課題でたたかいが広がっていると紹介。「全労連をはじめとする階級的労働組合と日本共産党が協力・共同をいっそう強め、広範な労働者にたたかいを呼びかけ、新しい前進をかちとろう」と訴えました。


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