2006年1月7日(土)「しんぶん赤旗」

京都府知事選に衣笠さん

立候補表明“心かよう府政を”

（写真）記者会見で出馬表明する衣笠洋子さん＝６日、京都市

　京都府知事選（三月二十三日告示・四月九日投開票）で府政の転換をめざす「民主府政の会」が立候補を要請していた衣笠洋子（きぬがさ・ようこ）さん（５６）は六日、京都市上京区で、記者会見を開き、知事選への立候補を表明しました。

　「『二十一世紀は女性の時代』といつも言いながらここで引き下がっては女がすたる」と話した、衣笠さんは、「府民アンケートに託された三万人以上の思い、願いが私の背中を押してくれた」とのべ、「暮らしの目線で、府民や職員と一緒に話し合いながら、憲法が暮らしに生きる府政を何としてもつくりたいと決意した」と表明。憲法と府民の命・暮らしを守る「心かよう府政、府民が中心の温かい府政を、力を合わせてつくるために大きく足を踏み出していきたい」と語りました。

　知事選には現職の山田啓二氏（５１）が再選にむけ立候補表明しています。

　衣笠さんの略歴　一九四九年､大阪市生まれ。大谷大学短期大学部卒業後､白い鳩保育園に勤務｡九一年十二月から京都母親連絡会に勤務、九五年十二月から事務局長。母親運動の中心を担うとともに憲法九条改悪反対をはじめ京都の平和と暮らしを守る運動で共同を広げる役割を果たす。