2006年1月6日(金)「しんぶん赤旗」
思想差別 なくすまで
新日鉄労働者が党本部訪問
市田書記局長ら応対 激励・支援を約束
「共産党員差別を是正せよ」と新日本製鉄を相手に裁判をおこし、昨年末に“今後、思想信条による差別をなくします”と誓約させる勝利和解をかちとった新日鉄・広畑製鉄所(兵庫県姫路市)の原告労働者ら七人が五日、日本共産党本部を訪れ、勝利の報告をするとともに、ひきつづく支援を要請しました。
応対した日本共産党の市田忠義書記局長は、「今回の和解は歴史的勝利」と、長年にわたる原告団の奮闘をねぎらい、激励しました。
その後、国民運動委員会の池田幹幸委員らと懇談しました。
原告の新改勲氏は、池田氏らに「日本共産党員を差別しての隔離職場をなんとしても廃止させたいと、裁判に立ち上がりました。妻も『日本共産党員としてがんばってきたんだから、貫いてください』と激励してくれました。たたかってよかった」と語りました。
池田氏は「和解内容は、みなさんのたたかいがかちとった完全勝利です。この勝利を確信に、思想差別をやめるという約束の実行を、新日鉄に迫っていくことが大切ですね。日本共産党中央委員会としても努力していきます」とのべました。