2005年12月30日(金)「しんぶん赤旗」
沖縄米海兵隊イラクへ
来月から後方支援で
沖縄に駐留する米海兵隊兵たん(後方支援)部隊が来年一月以降、イラクへ派遣されることが、二十九日までに分かりました。沖縄の米海兵隊が、米国の無法なイラク占領作戦に組み込まれていることを改めて示すものです。
米海兵隊の発表によると、現在、イラク西部のアンバル州に展開している第二海兵遠征軍(司令部・ノースカロライナ州キャンプ・レジューン)に代わり、来年一月から第一海兵遠征軍(同・カリフォルニア州キャンプ・ペンドルトン)が駐留を開始。同軍は、第三海兵遠征軍(同・沖縄)の部隊の一部などによって増強され、全体の規模は約二万五千人になるとしています。
沖縄から派遣される部隊は、第九工兵支援大隊(キャンプ・ハンセン=金武町など)、第三物資準備大隊(牧港補給基地=浦添市)、第三輸送支援大隊(キャンプ瑞慶覧=北谷町など)です。いずれも牧港補給基地に司令部を置く第三海兵兵たん群に所属しています。
第九工兵支援大隊は軍事用構築物などの土木建築を、第三物資準備大隊は軍事物資の補給などを任務にしています。