2005年12月29日(木)「しんぶん赤旗」

新基地反対 我喜屋さんで

沖縄 名護市長選、来月15日告示


 普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる新基地建設問題を抱える沖縄県名護市は、来年一月十五日告示・二十二日投票で市長選挙がたたかわれます。米軍再編最終報告(三月)を目前にした地元住民の意思表示に全国の注目が集まっています。

 選挙戦には、日本共産党と社会大衆党、社民党が推薦し幅広い市民団体、労働組合が擁立する、元市議会議長・我喜屋むねひろ氏(59)と、自民党推薦の前市議会議長・島袋吉和氏(59)、無所属市議の大城敬人氏(65)が出馬を表明。宣伝カーが連日市内をくまなく走り回り、ビラが何種類もまかれるなど、激しい前哨戦がくりひろげられています。

 今度の市長選は、日米政府と与党自民・公明が沖縄と名護市民に押し付けようとした辺野古沖の新基地建設が県民・市民のたたかいで頓挫、大浦湾を埋め立てる「沿岸案」の新たな押し付けに「県全体の意向は、反対で一致している」(地元紙社説)状況のもとでの重要な政治戦です。

 それだけに、米軍再編と新基地押し付けを進める政府・自民党と安保絶対の勢力は必死です。自民党県議団は名護市内で総会を開き市長選への支援強化を決定するなど、十一月の県知事選を見据え、名護市長選に総力をあげる構えです。

 日本共産党はいまこそ「沿岸案」反対の一点で党派を超えて「島ぐるみ」のたたかいをおこし、沖縄米軍基地の永久化・固定化をはかる日米合意を「紙切れ」にしようと訴え。「名護市長選は島ぐるみ闘争をすすめる大きな機運をひらくことになる」と、我喜屋候補勝利のために全力をあげています。


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