2005年12月28日(水)「しんぶん赤旗」
失業率悪化4.6%
11月 2カ月続けて上昇
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総務省が二十七日発表した労働力調査(速報)によると、十一月の完全失業率(季節調整値)は4・6%と、前月と比べ0・1ポイント悪化しました。二カ月連続の悪化です。
同日発表の家計調査報告(十一月分)でも、実収入、可処分所得とも五カ月連続で減少しているように、収入の低下傾向が続くもとで、パートなど女性の就業希望者が増えていること、今よりよい条件の職を求める転職希望者が増えたことが要因とみられています。
完全失業者数は、前年同月比で二万人増加して二百九十二万人。三十一カ月ぶりの増加です。特に女性は八万人(7・4%)増加しています。年齢別では、二十五―三十四歳の女性が突出しており、完全失業者は前年同月比で十万人増、完全失業率は1・7ポイント増の6・7%。この年齢層での雇用情勢が厳しさを増しています。