2005年12月23日(金)「しんぶん赤旗」

すみやかな核兵器廃絶のために

日本原水協が新署名


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(写真)新しい国際署名運動の開始を発表する高草木事務局長(中央)ら=22日、東京都内

 日本原水協は二十二日、高草木博事務局長らが東京都内で記者会見し、新たな国際署名「すみやかな核兵器の廃絶のために」の運動を、来年一月一日から開始すると発表しました。国連・核保有国をはじめ、すべての政府に対し、核兵器全面禁止・廃絶の国際協定の実現にむけて速やかな協議開始を求めるものです。

 被爆六十年の今年の五月、ニューヨークで開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議への要請に日本から千人を超える代表団が参加。二〇〇三年から取り組んできた「いま、核兵器の廃絶を」署名を五百万人以上提出するなど、核兵器廃絶の世論を広げる上で大きな役割を果たしました。

 新署名は、核兵器廃絶を求める諸国政府と力を合わせ、草の根から米国などの核固執勢力を包囲し、核廃絶のより広い世論を世界でつくりだすために提唱しました。

 日本原水協のよびかけにこたえて十七カ国、三十九団体と五個人、七国際・地域団体および政府関係一人が賛同。日本からは土山秀夫(元長崎大学学長、世界平和アピール七人委員会)、梅林宏道(NPO法人ピースデポ代表)、井上ひさし(作家)、井筒和幸(映画監督)の各氏ら著名人が賛同しています。

 海外からは、マレーシアのラジマ・フサイン在ウィーン国連常駐代表、世界的反核ネットワークの廃絶二〇〇〇や、国際平和ビューローの代表らがメッセージとともに賛同を寄せています。


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