2005年12月10日(土)「しんぶん赤旗」

米兵、座間で女性暴行

昨年9月 地元に連絡なし


 米陸軍相模総合補給しょう(神奈川県相模原市)に勤務する米兵が日本人女性に強制わいせつ行為をし、米軍法会議で禁固三月などの処分を受けていたことが九日までに分かりました。事件は、米軍準機関紙「星条旗」二、三日付が軍法会議の内容を報じて明らかになりましたが、地元自治体には通報されていませんでした。

 同紙によると、事件が起きたのは昨年九月。米陸軍キャンプ座間(神奈川県相模原市、座間市)の兵舎を訪ねてきた日本人女性に米兵が強制わいせつ行為を働きました。米軍軍法会議が今年十一月三十日から十二月二日まで開かれ、米兵は強制わいせつなどで有罪となり、禁固三月、懲戒除隊などの刑が言い渡されました。また、被害者の女性は、日本の警察にも被害を届け出たとしています。

 地元の相模原市には事件に関して米軍から何の連絡もありませんでした。同市の渉外課は神奈川県の基地対策課を通じて防衛施設局に事実の確認をしているところです。同課は「事件はもちろん、一年も前に起こっているのにこちらに何の連絡もないのは問題だ」とし近々、防衛施設庁に直接出向いて申し入れることを検討しているといいます。


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