2005年12月9日(金)「しんぶん赤旗」

青森・米軍レーダー配備問題

高橋衆院議員、県出納長と懇談


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(写真)長谷川県出納長(左)と米軍レーダー配備問題で懇談する高橋議員(中)ら=8日、青森県庁

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は八日、青森県庁を訪ね、在日米軍再編成の中間報告に盛り込まれた米本土防衛用の新型移動式早期警戒レーダー(Xバンドレーダー)の配備先として、同県つがる市の航空自衛隊車力分屯基地が「最有力候補地」とされている問題で、長谷川義彦県出納長らと懇談しました。堀幸光党県委員長、諏訪益一、三上和子両県議が同席しました。

 高橋議員は、在日米軍再編が、米軍と自衛隊の一体化を進め、世界のどこにでも展開できるようにするものだとして、県の考えを聞きました。

 長谷川出納長はこれにたいして、「現状を超える基地機能強化は容認できない」(三村申吾県知事)という県の考えを説明し、「国政にかかわる問題だが、民生安定を損なってはならないという立場で対応していく」と話しました。

 長谷川出納長は「県として内容は十分把握できていない。新聞に出てから、知るというのはおかしい話」とのべ、政府の情報提供の少なさ、遅れも指摘しました。堀県委員長は「配備される米軍の規模などだけで判断せず、どんな目的で配備されるのかも十分考えるべきだ」と要請しました。

 米軍は七日から十九日までの予定で、車力分屯基地で部隊の駐留が想定される施設内の測量、電波環境調査などを始めています。


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