2005年12月7日(水)「しんぶん赤旗」
公務員攻撃に反撃を
JMIU 労働者の運動よびかけ
公務員削減の攻撃をすべて労働者の団結ではねかえしていこうと、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)は「憲法改悪、国民サービス切り捨ての公務員削減攻撃に反対するよびかけ」を発表しました。A2判サイズのポスターに仕上げ、掲示板などに張り出して運動をすすめようとしています。
「よびかけ」は、憲法改悪を絶対に許さないと表明するとともに、憲法改悪攻撃と一体に、小泉自公内閣が「既得権益打破」を掲げて公務員攻撃と労働組合に対する団結権敵視の攻撃をすすめていると批判しています。
日本の公務員数は国際比較すれば少なく、国民負担の押しつけと国民サービス切り捨てを狙っていると指摘。公務員と国民・民間労働者の対立をつくり、一般公務員に賃下げを押しつけ、民間労働者の賃金や国民経済にも重大な悪影響を与えているとのべています。さらに労働組合活動自体を「既得権益」集団と攻撃し、労働者が団結して労働条件の引き上げや権利を守ることを敵視していると批判しています。
JMIUでは、「よびかけ」を支部・分会で討議しようと提起。支部・分会が、職場や地域の掲示板に張り出し、他の労働組合にも、ともに公務員攻撃をはねかえそうと申し入れていきます。
生熊茂実委員長は「憲法への攻撃は、日本を戦争できる国にするとともに、国民の権利を制約し、福祉を後退させようという攻撃です。福祉や教育、住民サービスに携わる公務員を減らせという攻撃と表裏一体です。私たち民間労働組合は自らの問題としてとりくむ必要がある。大いに『よびかけ』を広げていきたい」と語っていました。