2005年12月5日(月)「しんぶん赤旗」
米軍移転反対に800人
行橋・仲津校区 高齢者・消防団・若者
福岡・築城
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航空自衛隊築城(ついき)基地に隣接する福岡県行橋市仲津校区の住民が四日、米軍移転に絶対反対する区民総決起大会を開き、「戦争につながる戦闘機の配備はいらない」「騒音の増大と米兵の犯罪はいらない」「米軍の配備には断固反対する」と決議しました。
この冬一番の寒さと時折みぞれになる冷たい雨風が吹き付けるなか、高齢者から若者、消防団員、子どもまで各世代年代にわたる八百人以上が参加、「米軍来るな」「騒音反対」などのプラカードを持って絶対反対を訴えました。
仲津校区は、二十八自治会、約三千四百五十世帯。日米両政府が築城基地を米軍機の訓練移転と緊急時に使用すると合意したのに対し、区長会のよびかけで、婦人会、老人会など各住民団体の代表者会議で話し合い、開催したものです。
仲津校区区長会の池田辰夫会長が「絶対反対の声を大にして米軍機を一機も来させない強い運動を広げよう。中間報告を撤回させるためにがんばっていこう」とよびかけ、区長や婦人会会長が決意表明。「いまでも爆音に身震いし、会話ができない。米軍が来たら爆音が昼夜なく一年中続く」「米軍によって女性や子どもが性的被害にあう事件を数多く聞いています。静かに安全に暮らせることを望みます」「子や孫のために反対しましょう」と訴えました。
来賓として、八並康一行橋市長、城戸好光市議会議長はじめ市議九人が出席してあいさつ。八並市長は「これまで苦しんできたみなさんの気持ちをくんで、反対を表明し、とりくんでいきたい」と表明。日本共産党の徳永克子、大川義彦両市議が決意をのべました。