2005年12月4日(日)「しんぶん赤旗」
国連予算 米が妨害
審議難航
事務総長が批判
ニューヨークからの報道によれば、アナン国連事務総長は二日、国連本部で、「(国連)改革そのものが国連の仕事ではない」と述べ、自国の国連改革提案が実行されなければ国連の二〇〇六―〇七年通常予算を承認しないとするブッシュ米政権の姿勢を批判しました。
アナン氏は、予算審議難航のため四日からの日本などアジア四カ国歴訪を延期。これはボルトン米国連大使が「勧告」したためだとの報道が流れました。
アナン氏は「彼は私の日程を管理していない」と述べ、この報道を否定しました。
アナン氏は、「国連の仕事とは、(国連)総会、経済社会理事会、安全保障理事会が与えた指示を実行することであり、それを続けなければならない」と発言。米国好みの「国連改革」を自己目的化して、予算成立など国連の日常活動を妨害する米国を批判しました。
米紙ニューヨーク・タイムズ二日付社説は、米国の国連改革提案には積極的な内容があるのに、「腕力だけで外交なし」のボルトン氏の手法によって、「改革全体が米国が力ずくで奪い取るもののような印象を与え逆効果だ」と指摘。ボルトン大使の手法を手厳しく批判しています。

