2005年12月4日(日)「しんぶん赤旗」
岩国基地強化反対の会結成
住民が声を上げよう
広島西部
米航空海兵隊岩国基地(山口)に米海軍厚木基地(神奈川)空母艦載機部隊の移転、夜間離着陸訓練(NLP)に反対する一致点での共同を目指そうと、「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」が三日結成されました。
会場あふれる二百人が廿日市市阿品での結成集会に参加。場外にも臨時マイクを設け、「住民が声を上げれば国の方針を変えさせられる」との掛け声が上がりました。
廿日市・大竹・江田島の三市でつくる「岩国基地NLP移転計画反対期成同盟」会長の山下三郎・廿日市市長が「住民を脅かし、世界遺産宮島に大きな影響を与える米軍再編は反対しかあり得ない。行政が頑張るうえでも市民のみなさんのお力添えがどうしても必要です」と激励しました。
佐々木雄三・旧宮島町長、吉田正裕・宮島大聖院座主などが出席。笠井久雄・旧大野町長、藤原清隆・米軍の低空飛行の即時中止を求める県北連絡会会長がメッセージを寄せました。
亀谷敏男・廿日市市町内会連合会長は「三月の最終報告で終わりではないと勇気付けられた。息の長い住民運動になるために、今後もこうした交流をしていきたい」と語りました。