2005年12月4日(日)「しんぶん赤旗」
「米軍再編に最大努力」
麻生外相
ライス長官に表明
【ワシントン=山崎伸治】麻生外相とライス米国務長官との日米外相会談が二日午後(東京時間三日未明)、ワシントンの国務省で行われました。麻生氏は十月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で合意した在日米軍再編について、沖縄など「地元の反発は強い」が、来年三月の「最終報告」決定までに、「実施に最大限努力する」と表明しました。
国連改革について、ライス氏は「国連の最大の分担金を担う両国が安保理改革などを協力して進めていきたい」と表明。これに対し、麻生氏は日本の分担金の割合が米国の22%に次ぐ19・5%で、米国を除く安保理常任理事国四カ国の合計(約15%)を上回っていることを指摘。日本の常任理事国入りが実現しない現状では「いままで通りとはとてもいかない」と、引き下げを求める考えを示しました。ライス氏は「その点も踏まえて、日本の安保理常任理事国入りを支持する」と応じました。