2005年12月3日(土)「しんぶん赤旗」
福岡・築城基地
騒音 忍耐もう限界
赤嶺・仁比議員 米軍再編で首長と懇談
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平参院議員は二日、米軍再編で米軍訓練移転地とされた航空自衛隊築城基地(福岡県)の地元一市三町を訪れ、市長・町長と懇談しました。基地に隣接している地域住民と懇談し、意見を聞きました。
行橋市の八並康一市長は「国防の問題であり、国との話し合いを拒否するものではない」としながら、「築城基地が機能強化され、騒音に悩まされ苦しみ抜いた地域住民にこれ以上苦しみを強いることはできない」と、米軍訓練移転に反対を表明。「いろいろな場で住民の苦しみをお話し願いたい」と語りました。
赤嶺議員は「住民負担強化に反対する、そこが大事です」とのべ、「住民の命と安全を守るために協力していきたい」とこたえました。嘉手納町長ら沖縄の声、沖縄基地の実態、日米合意の内容を紹介して、今回の合意が「沖縄の負担軽減」にはならず、米軍の沖縄基地の危険な役割を本土にも担わせ、沖縄でも強化するものだとのべました。
椎田町の新川久三町長、築城町の有本重隆町長とそれぞれ懇談。新川町長は、基地あるが故の弊害や占領軍時代の婦女暴行事件にふれながら、「町民生活を守るのが首長の役目だ。米軍がくれば治安が悪くなる。自衛隊とは異質な米軍がくるのは反対だ」とのべました。豊津町では助役が応対しました。
懇談には、日本共産党から田村貴昭衆院比例候補(九州沖縄ブロック)、県議団、地元市議・町議らが参加しました。