2005年11月26日(土)「しんぶん赤旗」

基地強化反対 願い合流

平和大会が開会総会


 米軍の再編・強化反対の運動が、全国各地で市長や町長を先頭に自治体ぐるみでまきおこるなか、「日米軍事同盟打破、基地撤去2005年日本平和大会in神奈川」の開会総会が二十五日夜、横浜市で開かれました。全国から千三百人が参加しました。

 「自分の住んでいる県に米軍基地はないけど、実際に見て、全国の運動から学んで、米軍基地強化の実態を知らせていきたい」と福井県から初参加の青柳美希さん(26)。「基地を見るのは生まれて初めて。日本の基地の現状を知って、話していきたい」と広島市の奥井俊格さん(29)=病院職員=は意気込みます。

 会場の参加者は、海外代表の「米軍基地撤去」のかけ声に、「てっきょー」と唱和。新基地建設を許さないと座り込みを続ける沖縄・名護の大西照雄さんの「全国は一つです」の発言に大きな拍手と歓声を送りました。

 米軍の移駐や基地機能強化が狙われる各地の代表が横断幕を手に登壇し、「人間の鎖で基地を包囲した運動が周辺自治体の反対決議に結びついた」(山口・岩国)、「町ぐるみの反対運動に呼応し、基地周辺で平和委員会を結成したい」(宮崎県)など次々と報告しました。

 全労連の熊谷金道議長が開会あいさつ。基調報告した安保破棄中央実行委員会の早坂義郎事務局長は、「草の根の運動が世論を変え、自治体を変え、政治を変えることを示した」と強調。米軍基地強化・恒久化に反対する一致点で共同を広げながら、憲法九条を守るたたかいとも結び、平和大会の参加者が基地撤去、安保条約廃棄の世論を強めていこうと訴えました。

 沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長、神奈川県逗子市の長島一由市長らのメッセージが紹介されました。日本共産党の小池晃政策委員長・参議院議員があいさつしました。


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