2005年11月19日(土)「しんぶん赤旗」
米F15訓練移転に反対
千歳基地 党道委ら防衛庁要請
日本共産党北海道委員会と大門実紀史、紙智子両参院議員は十八日、防衛庁にたいして、米空軍沖縄・嘉手納基地F15戦闘機訓練の千歳基地への拡散、訓練問題で要請行動をおこないました。
要請の冒頭、宮内聡党国会議員団北海道事務所長は「いまでも自衛隊のF15戦闘機の騒音で話さえできない状況があり、市民生活が脅かされている。道知事も千歳市長も容認しがたいとしている」と計画の撤回を求めました。
また大門議員は「沖縄の負担を軽減するといいながら嘉手納基地の訓練は減らないのではないか。米軍の新たなニーズ(要求)はつかんでいるのか」とただしました。
これにたいして防衛庁の担当官は「訓練内容、移転先などは具体化していない」と回答。さらに沖縄の負担がどれだけ軽減されるか協議中で内容を明らかにできないと述べ、「米軍のニーズの把握も含めて調整している」と答えました。
要請行動に参加した人たちは「基地を持つ自治体の首長は訓練の拡大をしないように国に要望している」などと要請。紙議員らは「住民の不安にこたえるためにも、住民の要望を聞くよう」強く求めました。