2005年11月19日(土)「しんぶん赤旗」

米軍再編

座間市あげて反対

神奈川 基地強化に抗議集会


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(写真)基地強化・恒久化は許さないと、行政・市民が一体となって開かれた座間市民大集会=18日、神奈川・座間市

 日米両政府による在日米軍再編の中間報告は、「基地(キャンプ座間=神奈川県座間市、相模原市)の機能強化そのもの、大強化であり、絶対に認めるわけにはいかない」と怒りをぶつける神奈川県座間市の星野勝司市長。十八日夜、市民文化会館で開かれた、市をあげての「キャンプ座間の基地強化・恒久化に反対する市民大集会」は、会場にあふれる千五百三十人が参加し、「中間報告の撤回を求め、強く抗議する」との決議を採択し、怒りと熱気につつまれました。

 集会は市と市議会、市自治会連絡協議会でつくる「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会」(会長・星野市長)が主催。

 主催者あいさつで星野市長は、市民の半数にあたる六万人の基地強化反対の署名を国に提出し反対を要請してきたことにふれ、「国の姿勢には腹が立ってしょうがない」「中間報告の撤回を正々堂々と求めていこう」と力強く決意。満場の参加者から大きな拍手と声援があがりました。

 また、一九七一年のキャンプ座間への自衛隊移駐にあたり、国と座間市(当時は座間町)が交わした「基地縮小について最大限の努力をする」との覚書と確認書にも反する基地強化だと批判しました。

 療養中の小川勇夫相模原市長の代理の加山俊夫助役が「連携を強め、基地強化案を撤回させよう」との市長のメッセージを紹介しました。

 市議会、市自治会連絡協議会、市民代表らが決意を語り、松沢成文神奈川県知事、沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長らがメッセージを寄せました。

 日本共産党からは、大森猛元衆院議員、畑野君枝前参院議員、志位和夫委員長・衆院議員秘書の浜田文氏、座間市議団も参加しました。


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