2005年11月7日(月)「しんぶん赤旗」

名護市長選で政策協定

我喜屋氏と共産党などが締結


 米軍新基地建設問題を最大争点にたたかわれる沖縄・名護市長選(来年一月十五日告示、二十二日投票)に立候補を表明している、同市議の我喜屋むねひろ氏(59)は六日、「辺野古への新基地建設に反対する」「北部への米軍基地集中化に反対する」ことを盛り込んだ、「名護市長選挙にのぞむ基本的な政治姿勢についての協定」を、日本共産党などと結びました。

 協定は我喜屋氏と、同氏に出馬を要請した六者協の日本共産党北部地区委員会、沖縄社会大衆党名護支部、社民党名護支部、北部地区労、自治労名護市職労、玉城義和県議(座長)との間で交わされたものです。

 日本共産党の宮里昇地区委員長は、「過去に条件付き賛成の立場をとっていた我喜屋氏と、新基地建設反対の立場で協定を結べたことは、名護市民投票以来の九年間の、ヘリ基地反対協、命を守る会をはじめとする市民・県民のたたかいの成果です。何としても我喜屋市政を誕生させ、基地受け入れを白紙撤回し、たたかいに決着をつけたい」と話しています。

 我喜屋氏と日本共産党北部地区委員会などが六日に結んだ協定の内容は次の通りです。

 私たちは、きたる名護市長選挙において、我喜屋宗弘氏を無所属の市長候補として擁立し、その勝利をめざして以下調印します。

 一、辺野古への新基地建設に反対する。米軍再編による北部への基地集中化に反対する。

 二、憲法の精神と地方自治の本旨に沿って、市民が主人公の開かれた市政を実現する。

 三、具体的な政策の策定については、予定候補者・我喜屋宗弘氏と六者協及び市議団、関係団体などの意見を広く聴取し早急に集約していく。

 四、当選後の市政運営において、市政上の重要な問題はお互いの協議の上で対処する。


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