2005年10月30日(日)「しんぶん赤旗」

“爆弾抱えて暮らせない”

原子力空母反対で宣伝

横須賀


 原子力空母の配備が計画されている神奈川・横須賀市で二十九日、市民団体「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」が「原子力空母はいらない」と市内二カ所で街頭宣伝し、署名を訴えました。

 市民約四十人が参加し、ビラを配布。同会共同代表の呉東正彦弁護士らが「市民の声をまったく無視した横暴なやり方。緑と海の横須賀が放射能で末代まで汚染されていいのでしょうか」と満身の怒りをこめて計画の阻止を訴えました。

 買い物中にペンをとった主婦(53)は、美浜原発規模の原子炉をもつ空母という話に、「ぞっとする。爆弾を抱えて暮らしていくようなもの。地元の小泉首相を応援してきたけど、こんなことを許すようでは、それも考え直したい」と怒りをあらわにしました。

 署名とカンパをした伊東哲邦さん(67)は「沖縄や神奈川各地の基地強化といい、日本政府のアメリカ言いなりは頭にくる」。友人と一緒に署名した男子中学生(15)は「平和でいてほしいから反対。米軍は出ていってほしい」と話しました。

 宣伝では二百余の署名が集まりました。インターネットでも全国から署名が寄せられています。

 宣伝には日本共産党の、ねぎしかずこ市議団長も参加しました。


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