2005年10月13日(木)「しんぶん赤旗」
都市型施設撤去求める
沖縄統一連が抗議行動
沖縄県統一連は十二日、米陸軍都市型戦闘訓練施設(金武町伊芸区)の即時撤去を求める早朝抗議行動を、同町の米軍キャンプ・ハンセン第一ゲート前で行いました。統一連では毎週水曜日の早朝に、同所で抗議行動を実施することにしており、この日が一回目の抗議行動となりました。
ゲート前には午前七時ごろから、日本共産党や民医連、新婦人、沖商連など各団体のメンバーら約三十人が駆けつけ、基地の中に入る米軍車両に向かって、日本語と英語で「都市型施設を撤去せよ」などと書かれたプラカードを掲げました。
統一連の新垣繁信代表幹事は「圧倒的県民は名護市辺野古への新基地建設を含め、新たな基地負担の押し付けに『NO』の意思を示しており、今こそ県民ぐるみの運動をつくっていきたい」と決意を強調しました。
日本共産党の前田政明県議は、日米両政府は現施設の「移転」後も、現在の施設を撤去しないと言っていることを指摘。「施設の撤去を願う住民の要求がゆがめられたことに強い怒りを感じる。即時撤去を求める運動をますます広げなければならない」と訴えました。
沖縄民医連から参加した大城里織さん(24)は、「多くの友人は米軍基地で何が行われているかを知らないと思う。私も基地の実態をよく勉強して、基地の危険性を直接、伝えて声を広げていきたい」と話していました。