2005年10月12日(水)「しんぶん赤旗」

ナラ枯れ対策前進

林野庁が概算要求

井上議員の質問実る


 ミズナラやコナラなどのナラ枯れ問題に対し林野庁が、法定森林病害虫等駆除事業を拡充させ、航空機などを使った被害木の探査と伐採・焼却処理を積極的に進めることが、このほど明らかになりました。

 これは、質問主意書の提出など「ナラ枯れ問題」に取り組んできた日本共産党の井上哲士参院議員に同庁が説明したもの。来年度予算の概算要求に盛り込まれました。

 カシノナガキクイムシによるナラ枯れは、近年、山形・福島・新潟・富山・石川・福井・長野・岐阜・滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山などの各府県でミズナラやコナラを中心に被害が広がっています。このため、治山治水や生物多様性の保持の問題など、新たな森林環境破壊問題として各方面から大きな危ぐの声が起こっています。

 日本共産党は、現地調査を重ね、二〇〇四年十一月には井上議員が「ミズナラなどのナラ枯れ被害に関する質問主意書」を提出。事態の重要性を指摘し、航空写真を利用したナラ枯れ実態の把握や防除研究・基礎研究の強化とともにフェロモン開発など新たな防除方法開発のため財政援助を強化するよう強く求めてきました。今回、それにこたえる形で、昨年度から始まった総合対策に加えて「航空機等を利用した被害木探査及び被害木を伐倒し焼却処理する駆除効果の高い防除手法を新たに導入」、国からは二分の一を補助し、都道府県と市町村などの事業として実施できるようになります。


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