2005年10月12日(水)「しんぶん赤旗」

郵政法案衆院通過　数の力で暴走許されない

参院で廃案へ力尽くす

志位委員長

　十一日の衆院本会議で政府の郵政民営化関連法案が可決されたことを受け、日本共産党の志位和夫委員長は国会内で記者会見を行いました。

　志位氏は「特別委員会でわずか一日半の審議で押し通す小泉自公政権の数の暴走は許されない」と与党を批判。国民は郵政民営化された場合に身近な金融窓口や郵便局のネットワークがズタズタにされる不安を持っており、拙速に走らず徹底審議が必要だという声が選挙後の世論調査にも表れていると指摘しました。

　志位氏は、国民サービスや窓口が壊される不安や日米金融業界の要求で民営化される本質など「参院で引き続き法案の問題点の核心を突く論戦を行い、国民の運動と結んで廃案のため力を尽くしたい」と表明しました。