2005年9月17日(土)「しんぶん赤旗」
武器引き渡し開始
アチェ武装勢力
和平合意を実行
【ハノイ=鈴木勝比古】インドネシア・アチェ州で十五日、武装勢力「自由アチェ運動」(GAM)が、政府との和平合意(八月十五日に調印)にもとづく武器の引き渡し(武装解除)を開始しました。引き渡しは十六日も行われました。三十年近くにわたった武力衝突に終わりを告げる和平合意の本格的な歩みが始まりました。
アチェ州都バンダアチェからの報道によると、十五日には、私服の元GAM戦士約四十人が銃など八十七丁を国際監視団(AMM)に手渡しました。AMMは欧州連合(EU)と東南アジア諸国連合(ASEAN)からの二百四十人の非武装の要員で構成されます。AMM要員がその場で型式を確認したうえで、電気のこぎりで切断・廃棄しました。十六日には百九の武器が引き渡されました。
GAMは八百四十の武器の引き渡しを申告。年末までにこれらすべての武器が廃棄されます。
GAM幹部のイルワンディ・ユスフ氏は十五日、「われわれは和平合意の取り決めを実行した。今度は政府軍の番だ」と語りました。
一方、政府代表のソフィアン・ジャリル情報相は、武器引き渡しを「歴史的な出来事」と称賛し、政府軍も引き揚げを開始すると語りました。
GAMの戦士三千人の実質的な除隊はすでに始まっており、多くのメンバーが故郷で新たな生活を開始しています。

