2005年9月16日(金)「しんぶん赤旗」
米軍司令部来るな
市長先頭に連日宣伝
神奈川・座間
米陸軍第一軍団司令部のキャンプ座間(神奈川県座間市、相模原市)への移転に市をあげて反対している座間市では、十四から十六日までの三日間、星野勝司市長を先頭に移転反対の宣伝が行われています。取り組んでいるのは、市と市議会、自治会連絡協議会でつくる「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会」(会長・星野市長)。
十五日夕は市内の相武台駅前で、星野市長、曽根寿太郎市議会議長、市議ら約三十人が参加し、ビラを配り、マイクで訴えました。
星野市長は、人口の半数近い約六万人分の移転反対署名を国に提出したことにふれ、「日米間協議で十月中にも中間報告が出されるといわれている。国は市民の意思を真摯(しんし)に受け止めるといいながら、地元にはなんの内容も明らかにしていない」と指摘。「キャンプ座間の強化・恒久化は絶対に許すことはできない」と訴えました。
通勤客らが市長に駆け寄って握手する姿もみられました。
ビラを受け取った同市広野台に住む学生(25)は、「市長自らが訴えているのを見て、反対の意思がこもっていると思いました。頑張ってほしい」と話しました。この日の宣伝には、日本共産党から菊川ユリ子市議が参加しました。