2005年9月15日(木)「しんぶん赤旗」
ハリケーン被害
米大統領が対応の失敗認める
【ワシントン=浜谷浩司】ブッシュ米大統領は十三日、ハリケーン「カトリーナ」による被害への対応の失敗と、大統領としての責任を認めました。
責任追及の「非難合戦」はすべきでないとしてきた同大統領のこれまでの姿勢を変えたもの。米メディアは、ブッシュ大統領が失敗の責任を認めるのはきわめてまれだとして、今後の対応を注目しています。
同大統領は、「政府のあらゆるレベルで対応能力に深刻な問題があることが示された」「連邦政府はやるべき仕事を十分にしなかった」とし、「私に責任がある」と述べました。
そのうえで、「何が正しく、何が間違いだったかを知りたい」と、政府の対応を検証する姿勢を示しました。
各種世論調査では、同大統領の支持率が過去最低に落ち込んでいます。イラク占領に米国民の懸念が強まっている中、ハリケーン被害への対応の失敗が追い打ちをかけています。
このまま推移すれば、社会保障改革をはじめとする政権二期目の課題が宙に浮き、政権は早くも無力化しかねないとの観測が強まっています。ハリケーン被災への対応に一段と力を入れることで、政権立て直しの流れをつくろうとしているとみられます。

