2005年8月31日(水)「しんぶん赤旗」

働き盛りで失業率悪化

7月労働力調査 長時間労働も増加

 働き盛りの世代の完全失業率が悪化したことが、三十日に発表された七月の労働力調査(速報)でわかりました。

 三十五歳から四十四歳での完全失業率は前回より0・4ポイント上昇し、4・0%になりました。

 一方、若年層の雇用環境はいぜん深刻です。十五歳から二十四歳までの完全失業率は、1・1ポイント改善(前年同月比)したものの8・3%と他の世代よりも高水準となっています。

 完全失業者数は、二百八十九万人となり、前年同月にくらべ二十九万人減少しています。

 就業者数は前年同月に比べ三十七万人(0・6%)増加して六千四百十万人。しかし、小規模の企業では就業者が減少しています。従業者が一人から二十九人規模の企業は三十五万人(2・1%)減少して千六百六十四万人。十一カ月連続の減少です。

 また、長時間労働をする人が増えています。就業時間が、週四十九時間以上の人は六万人増加し、千八百二十万人になっています。


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