2005年8月26日(金)「しんぶん赤旗」
11月に「全国青年雇用集会」
実行委員会記者会見
国の責任で解決を
深刻な若者の雇用実態を解決しようと、青年・学生団体や労働組合が実行委員会を結成し、十一月十三日に東京都内で三回目の「全国青年雇用大集会」(仮称)を開くことを決めました。実行委員会は二十五日、国会内で記者会見しました。
全国青年雇用大集会は「若者に仕事を」のスローガンを掲げて、二〇〇三年と〇四年に東京都内で開かれ、いずれも千人以上が参加しました。
若者の失業率は全世代平均の二倍。働く若者の二人に一人は非正社員で、クビきりの不安を抱え、正社員との賃金格差は四倍に達します。正社員は長時間・過密労働にさらされています。
会見で、日本民主青年同盟の近藤奈津子副委員長が集会の趣旨を説明。「深刻な状況を解決するために社会に大きくアピールしていきたい。背景には小泉『改革』路線があると私たちは考えています。今度の総選挙でも青年の雇用を守る政党がどこなのかを青年によびかけたい」とのべました。
実行委員会に加わる各団体、青年が運動を紹介し、決意や抱負を語りました。東京の千代田青年ユニオンの女性は、「公園でのランチタイム宣伝を一年間続けてきた。過密労働で毎朝、毎夜タクシー帰りという国家公務員の青年や、派遣社員だったが賃金が安くて辞めたという青年に出会った。個人のせいじゃない、国の責任で解決しようと訴えたい」と語りました。
実行委員会の構成団体は、二十五日現在、首都圏青年ユニオン、全日本学生自治会総連合、全国労働組合総連合青年部、日本民主青年同盟の四団体。