2005年8月26日(金)「しんぶん赤旗」

基地撤去掲げる党大きく

沖縄・那覇 市田書記局長訴え


 日本共産党の市田忠義書記局長は二十五日、沖縄県那覇市のパレットくもじ前で衆院比例九州・沖縄ブロックのあかみね政賢候補(沖縄1区重複)らとともに街頭演説に立ち、比例で二議席必ずと訴えました。仕事帰りの会社員や若者ら約四百人がつめかけました。

 あかみね候補は、米軍の事件・事故が相次いでいる背景に、日米安保優先の自民党政治があると指摘し、「米軍基地撤去、安保廃棄を掲げる“たしかな野党”の前進を」と力を込めました。

 沖縄1区であかみね候補を推薦する沖縄社会大衆党の比嘉京子書記長は「基地でもくらしでも、県民の立場にたってきたのがあかみねさんです。沖縄の顔として国会に送りましょう」と応援演説。県内の各小選挙区候補もマイクを握りました。

 市田氏は、小泉首相と自民、公明が「郵政民営化」の掛け声の裏に隠しているのは、庶民大増税と憲法改悪のたくらみと指摘。「戦力不保持」「交戦権の否認」という規定を取り払い、「自衛軍保持」を明記した憲法改悪試案を発表した自民党はもとより、民主党も国連決議があれば海外での武力行使も認めるという立場であること、公明も「加憲」を唱え、「憲法をかえろ、海外で戦争をする国へと大合唱している」と指摘しました。

 市田氏はそのうえで、「先の戦争で沖縄では二十万人の犠牲者が出た。二度と戦争をおこしてはならないとみんな思っている」「国民のたたかいと反戦・平和を貫いた共産党の躍進が憲法を守る最もたしかな保障だ」とのべました。

 団体職員の(26)=那覇市=は、「自民党と民主党が変わらないというのがよく分かった。共産党が大きくなれば、社会保障や年金、平和を守って、将来、安心してくらせる日本をつくれるということをみんなに知らせていきたい」と話していました。


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