2005年8月21日(日)「しんぶん赤旗」

日本共産党 総選挙決起集会 全国に連帯の輪

熱気は満杯 論戦へ元気


 日本共産党と後援会が十九日、党本部の大会議場と全国三百六十会場をCS通信で結んで開いた「党と後援会、党支持者の総選挙全国決起集会」は、「心ひとつにして、今度こそ勝利しよう」と連帯感あふれる集いとなりました。


■何を訴えるか分かり元気に/北海道

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(写真)メモをとるなど真剣に報告を聞く参加者=19日夜、京都市下京区

 北海道苫小牧市の市民会館には、百五十人が参加しました。開会時間は午後七時半からでした。実際の集会と一時間ズレています。党苫小牧地区委員会が事務所で三十分ごとに録画したCS通信のビデオを、次つぎと会場に運び、再生するという方法ですすめました。

 終了したのは午後十時。地区委員会も参加者も大変でしたが、普段、支部会議になかなか参加できないでいた支部員が、「何を訴えたらいいのか、よくわかった。今度の選挙は元気にたたかえる」と話しながら帰っていきました。

 地区委員会は、この決起集会の報告が、選挙戦での論戦の決定的な力になると、参加できなかった支部にビデオを届け、見てもらう準備をしています。

■ムードは最高さっそく宣伝/岩手

 岩手県盛岡地区の会場となった岩手教育会館には、三百四十人が集まりました。かんべ伸也岩手1区候補、菅原のりかつ比例東北候補が決意を表明。菅原候補の「比例を軸に日本共産党への支持をどんどん広げ、私を国会に送ってください」との訴えに参加者は盛大な拍手でこたえムードは最高潮に。

 スクリーンに志位和夫委員長、不破哲三議長の報告が終わると、佐久間正行・盛岡地区委員長が、「参加できなかった人たちに、ただちに報告の内容と感動を伝え、『全国はひとつ』で党への支持を大きく広げましょう」と訴えました。「不破さん、志位さんの展望のもてる話に勇気づけられた」「本気になってがんばろう」と参加者が話しあって、帰路につく姿がみられました。二十日には「街頭宣伝をやりましたよ」と報告をよせる支部もあります。

■参加予定1.6倍400人が見入る/埼玉

 埼玉県三芳町の施設「コピス」には四百人近くが参加、大型スクリーンに見入りました。党西南、西部東の両地区委員会が主催したもので事前の確認は二百五十人。「緊急のよびかけでしたが、今度は勝ちたいとの熱気を感じました」と西本秀太郎西部東地区委員長。塩川てつや比例北関東候補(埼玉8区重複)、桜井はる子(4区)、本山修一(7区)、辻もとみ(9区)の各候補の決意表明に「がんばろう」の声。二万円の供託金募金を寄せる人もいました。

■2夜連続でも最後まで真剣/東京

 東京都台東地区委員会では、支部、後援会から八十二人が会場となった区民会館に集まりました。前日は、東京2区の党と後援会の決起集会があり、二夜連続の決起集会となりましたが、だれ一人居眠りせず、志位委員長、不破議長の報告に最後まで真剣に聞き入っていました。

 終了後、支部、後援会ごとにおこなわれた打ち合わせでは、「たしかな野党のスローガンが実感としてわかった」「これでがんばれる」という言葉が飛び交いました。

 同日、台東区では、侵略戦争を正当化する「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書の採択が否決されました。熱いたたかいを終えて「決起集会」にかけつけた支部、後援会の人たちは「明日から、日本共産党の支持を大きく広げるぞ」と張りきっています。

■5区GOGO募金も9万円/横浜

 横浜市の戸塚公会堂に四百五十人が参加しました。横浜西南地区委員会は、全国決起集会で「最新の論戦を学ぼう」「短期決戦に一気に立ちあがる契機に」と呼びかけ、衆院解散後、志位委員長、不破議長がそろって話をすることに党員や後援会員の期待が広がりました。支部や後援会が車を手配し、乗り合わせて参加。志位委員長、不破議長の話を熱心に聞き入っていました。

 「自民党政治の行き詰まりが歴史的にわかった」「“確かな野党”をどんどん押しだし、大森猛さんを必ず国会へ」と感想や決意が出され、九万二千円の供託金募金が集まりました。党と後援会は二十、二十一日の週末、宣伝、対話、党勢拡大の「5区GO!GO作戦」に奮闘しています。

■案内ビラ7千「得票1.5倍を」/石川

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(写真)全国決起集会大分市会場で報告を聞く参加者=19日、大分市

 石川県金沢市の労済会館には二百五十人が参加。党金沢地区委員会は、二十日に予定していた党と後援会の決起集会を中止し、全国決起集会の成功に全力をあげようと準備してきました。案内ビラを七千枚つくり、「赤旗」日曜版読者はじめ広く呼びかけました。通常のCS通信は党地区事務所で視聴しますが、十人余の参加です。

 文字通り党と後援会、支持者の決起集会として成功しました。「中央の選挙勝利にかける意気込みをうけとめ、全国は一つになって成功させようと十九日の集会を位置づけた」と平田俊一地区委員長。決起集会の最後に木島日出夫比例候補のメッセージを紹介、佐藤正幸1区候補が決意表明。平田地区委員長が「一・五倍の得票を実現し必ず木島さんを勝利させよう」と訴えると「よし、やるぞ」。

■親せき集めてビデオ見せる/愛知

 愛知東三地区には二十日、全国決起集会に参加した党員から「早くビデオがほしい」という電話が何本もきています。なかには「親せき集めて不破議長の報告を見る」という党員もいます。

 豊橋市で開いた決起集会には、会場いっぱいの百五人が参加しました。特別の態勢もとって、党員ひとりに参加を呼びかけました。会議を開くのが困難な支部の支部員の姿もありました。

 「話もよかった。会場いっぱいの参加者もよかった」と確信と元気がわく集会になりました。

 借りていた会場は午後九時まで。稲生俊郎地区委員長は「最後は通信を切るしかないか」と思いましたが、参加者が真剣に聞き入っている様子を見て、会場側に三十分の延長をお願いし、了解をえました。

■職場の支部がいっせい行動/大阪

 職場で活動する党員が多数を占める大阪・中央地区委員会からは、六十以上の職場から約二百四十人が中之島公会堂、地区委員会事務所に集まりました。全体の参加は三百人を超えています。

 翌二十日、日本共産党への支持を広げる活動、ハンドマイク宣伝、「しんぶん赤旗」号外配布へと職場支部の党員がいっせいに行動しました。

 ある職場の党員は、日ごろ「郵政民営化に賛成だ」といっていた人に電話をかけました。「小泉首相は、郵政民営化すれば公務員が削減できるといっているが、郵政公社は昔も今も独立採算。職員の給与に一円の税金も使われていない」と説明すると、「税金がむだに投入されているとばかり思っていた」。話がはずみ、相手の男性は「赤旗」日曜版を購読することになりました。

■画面クギづけ元気あふれる/広島

 広島県福山市にある党東部地区事務所と隣接の駐車場には百五十人がつめかけました。

 同地区が7区とともに話題の6区をかかえています。事務所内の大型スクリーンと駐車所に設置されたテレビに参加者はクギ付けになり、ユーモアある報告に笑いも起き、元気あふれる集会になりました。マスメディアも注目し取材。中林よし子比例候補が「中国選出の議員には介護保険改悪賛成はじめ国民の立場に立つ人はいません」と訴えると「よし、やろう」との声がおきました。

■事務所開き後うなずきつつ/高知

 高知県須崎市の党高吾地区事務所には、三十六人がつめかけ、会議室はいっぱいに。これまでのCS通信視聴は数人ですから、かつてないこと。午後六時から本多公二高知3区候補の事務所開きをおこない、これに連動し開催しました。

 各支部で参加案内がすすめられました。本多候補の決意表明をうけ、「がんばろう」を三唱。これに続いて志位和夫委員長、不破哲三議長の報告にうなずきながらじっくり聞き入りました。「選挙戦のおもしろさ、論戦のすすすめかたが腑(ふ)におちたようすで、がんばろうとの雰囲気にみちた集会になりました」と谷川嗣宣地区委員長は話しました。

■小選挙区候補いないが全力/宮崎

 宮崎県都城市にある党南部地区委員会は事務所と隣接する駐車場を会場にしました。事務所の窓を取り払いテレビを設置、駐車場には蚊取り線香をたき、百四人が聞き入りました。選挙区である宮崎3区には党候補をたてません。「いつもは五十人くらいの参加。比例での前進に全力をあげよう。みんなで決意をかためる場にしようとよびかけましたが、これにこたえてくれた」と井福美年地区委員長は感激した面持ちです。西村きえ子比例候補が「九州・沖縄から複数議席を必ず実現しましょう」と訴えると大きな拍手がおきました。

▼メディア注目いっせい報道

 日本共産党と後援会が十九日、党本部と全国三百六十会場をCS通信で結んで開いた「総選挙全国決起集会」は各メディアが注目し、二十日付でいっせいに報道しています。

 奈良新聞は一面三段で「『確かな野党』躍進誓う 共産全国一斉に決起集会」の見出しで報道。このなかで奈良県では、斑鳩町の町文化振興センターで、小選挙区四候補が勢ぞろいし集会を開き、五百人が参加、「選挙勝利へ気勢を上げた」と紹介しています。

 北陸中日新聞は、党金沢地区委員会が、労済会館で開いた集会を写真入りで二段相当で紹介。神奈川新聞は「全国一斉に臨戦態勢 CS利用し共産決起集会」と三段で報道しています。横浜市戸塚公会堂で四百人が参加した集いのようすも紹介しています。


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