2005年8月9日(火)「しんぶん赤旗」

原水爆禁止世界大会・長崎

伊藤・長崎市長が出席

核兵器廃絶へ決意語る


 七日、開幕した原水爆禁止世界大会・長崎で、伊藤一長長崎市長が初めて出席し、「一日も早く核兵器を廃絶し、戦争のない世界をつくるため、ともにがんばろう」とあいさつしました。

 伊藤市長は五月のNPT(核不拡散条約)再検討会議が合意文書のないまま終わったことに強い遺憾の意を示すとともに、核兵器廃絶のネットワークが世界中に広がっていることに強い感謝を表明しました。

 また、若い世代のなかで「一万人署名運動」など、自発的な活動が広がっていることにふれ、「ぜひ、若い人たちに力を貸していただきたい」と呼びかけました。

 市長は政府に対して、「唯一の被爆国を標ぼうするならば、先頭を切って非核三原則の法制化や非核地帯の創設、一日も早い核兵器廃絶への道筋をつける責任がある」と訴えました。


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