2005年8月9日(火)「しんぶん赤旗」

原水爆禁止世界大会・長崎

NGO・市民が交流

分科会やフォーラム開く


 被爆六十年の原水爆禁止二〇〇五年世界大会は舞台を長崎市に移して開かれています。八日は十一の分科会やフォーラムが行われ、世界のNGO(非政府組織)と市民との対話や、日本の草の根の運動を活発に交流しました。

 前日の七日に開かれた「長崎のつどい」には会場いっぱいの四千五百人が参加。通路に座り込み、「平和」の文字のうちわを振り、電光バッジを光らせ、盛んな拍手や歓声を送りました。フランスやアメリカなど海外の青年が登壇し、「帰国してから平和のメッセンジャーになる。世界の人々と手をつなごう」とのべ、満場の拍手をあびました。

 長崎市の伊藤一長市長が特別報告し、日本青年団協議会の岡下進一会長が連帯あいさつしました。

 国際会議宣言の起草委員長を務めた安斎育郎さんが主催者報告し、「核兵器のない平和で公正な世界への地球的流れを圧倒的に強める転機としよう」と呼びかけた宣言を報告し、実践に結びつけていこうと訴えました。

 第二部の「文化の夕べ」では、合唱や子ども獅子舞に全員で手拍子をとりました。

 「核兵器のない世界を」をテーマにした分科会では、「署名推進連絡会議をつくり、二万八千人分の署名を達成。うたごえサークルとも共同し、楽しく署名活動をしている」(東京・足立区)など草の根の運動を報告。「憲法九条」の分科会では、「憲法九条改定を主張している大学の友人が被爆者の話を聞いて考えが変わってきた」(東京の大学生)など討論しました。


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