2005年8月6日(土)「しんぶん赤旗」

平和の思い集めた

高校生平和集会


 第三十二回全国高校生平和集会は五日、原水爆禁止世界大会・広島がおこなわれている広島市で開かれました。全国から四百人余が参加。「自分たちの力で何ができるか、集会をきっかけに平和の実現に向かって行動していこう」との呼びかけがありました。

 広島県の高校生が「核兵器廃絶の決心を固く、前へ、と誓わなければなりません」と基調報告。山口県や京都府などの高校生は、自衛隊基地を見学したことを報告しました。岐阜県をはじめ、多くの地域で憲法九条改悪への賛否を問うシール投票を実施。発言した高校生は「投票結果は反対が多くてうれしかった」という感想をのべました。

 街頭でピースメッセージを集めた静岡県の高校生らは、「一人ひとりの小さな思いでも、集めると大きな動きになると実感した」と報告。東京の女子高生は、原爆の熱線で溶けたガラスびんに直接触れ、「六十年前に何が起きたのか感じることができた。過去を知っていくことは大切だと思った」と語りました。


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