2005年8月6日(土)「しんぶん赤旗」

安全な国産農産物広げる

農民連ふるさとネット総会 消費者・業者と結び


 農民連(農民運動全国連合会)の産直運動組織「ふるさとネットワーク」の第二回総会が四、五の両日、東京都内で開かれました。小泉内閣の日本農業つぶし政策にたいし、「ものを作ってこそ農民」の立場で仲間づくりをすすめ、消費者や業者と連携して安全でおいしい国産農産物を広げる運動を全員で確認しました。

 中小の稲作農家を切り捨てる「農政改革」にたいし、米穀業者とむすび減農薬米などの安定供給をする「準産直米」の取扱数量は過去最高となったことが紹介されました。

 今年で二回目となった「農民連ふるさとネットワークギフト」は、ギフト品の内容を充実しました。水田を小麦に転作して栽培を広げ、「香川県産讃岐うどん」を販売している香川産直センターの中野ちひろさんは、小規模農家の転作助成金がカットされる農政「改革」を批判するとともに、うどん加工で付加価値をつけ組合員を増やす活動を紹介しました。

 総会には、農産物直売所の開設や産直運動をしている五十六団体から百二十人が参加。「学校給食に地域の豚肉や野菜を供給して喜ばれている」(神奈川農畜産物供給センター)、「デパート内に地産地消コーナーができ野菜生産を増やしてきたが、今度は独自の直売所を開設した」(大矢野有機農産物供給センター)など積極的な活動の経験が交流されました。


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