2005年8月5日(金)「しんぶん赤旗」

国民平和行進が集結

仏代表も核兵器に「ノン」


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(写真)平和記念公園に集結した国民平和大行進=4日、広島市中区

 二〇〇五年原水爆禁止国民平和大行進が四日、広島市中区の平和記念公園に到着し、約六百人の参加で集結集会を開きました。十一の幹線コースと全国各地の網の目のような地域行進に約十万人が参加しました。

 今年は原水爆禁止世界大会に参加するフランス代表団七十九人も前日から行進に参加。「コンニチハー、ヘイワコウシンデース」と元気にゴールしました。

 国民平和大行進中央実行委員会の千坂純さんはあいさつで、台風や猛暑のなか行進した参加者をねぎらい、「今年の世界大会には史上最多の海外代表が参加し、NPT再検討会議では四万人の大行動があった。世界の核廃絶への流れは止められない。声をさらに大きくしよう」と訴えました。

 秋葉忠利広島市長のメッセージが紹介され、通し行進者など九人が発言。東京―広島コースを歩いた奈木野佳代さん(36)=岡山県原水協=は「被爆者の思いを必ず引き継ぎたい」と言います。

 広島県内行進に参加した大橋隆広さん(24)は「世界のすべての人が連帯・協力すれば核兵器はなくせる。今からでも、明日からでも行動しよう」と元気いっぱい。

 フランスの大学生オレリー・ロワイヨンさん(21)は「核兵器に『ノン』、平和に『ウイ』と言おう」と話しました。


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