2005年8月4日(木)「しんぶん赤旗」

藤沢市米軍ヘリ不時着

飛行中止を要請

外務省に 大森前衆議院議員ら


 海水浴客でにぎわう神奈川県藤沢市の片瀬海岸に、米海軍・厚木基地所属のUH―3Hヘリコプターが不時着(七月三十日)した問題で、日本共産党の大森たけし前衆院議員(衆院比例・神奈川5区候補)らは三日、外務省に出向き、事故の原因究明と公表、同型機の飛行中止、人口密集地上空での米軍機飛行の即時全面中止、基地撤去を申し入れました。

 応対した同省北米局日米安全保障条約課の奥正史日米地位協定室事務官は「週末で大変多くの海水浴客が出ている至近で起きた事故で、非常に懸念している」とのべる一方、「米側に事故調査報告書の提出を求めるには至らない軽微なもの」だとの認識を示しました。

 今回の不時着について、米側は当初、軽微な事故を意味する「予防着陸」と説明しましたが、その後、より深刻な状態を表す「緊急着陸」だったと訂正しました。

 しかし、外務省側は、事故発生から一時間四十分以上たって米大使館から入った“第一報”の内容しか知らず、軽微な「予防着陸」だったとの認識で説明しました。

 大森氏らは「事故の通報があまりにも遅いし、一歩間違えば大惨事になっていた事故だ。県内で、米軍機による同様の事故が相次いでおり、外務省として、もっと踏み込んで厳しく対処すべきだ」と強く求めました。

 申し入れには、笠木たかし衆院神奈川10区候補、沼上つねお同12区候補(党湘南地区委員長)、畑野君枝前参院議員、鈴木とも子(藤沢市選出)、みわ智恵美(横浜市港南区選出)両県議、柳沢潤次藤沢市議団長、赤嶺政賢衆院議員の竹内真秘書が同席しました。


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