2005年7月27日(水)「しんぶん赤旗」

衆院本会議で赤嶺議員

靖国参拝・米追随のイラク派兵

外交のゆきづまりただす


 衆院本会議が二十六日開かれ、小泉純一郎首相がG8サミット(主要国首脳会議)の報告をおこないました。日本共産党の赤嶺政賢議員が、日本外交の深刻なゆきづまりについて質問しました。

 赤嶺氏は「首相が『過去の戦争は正しかった』とする靖国神社への参拝に固執していることが、アジア諸国との溝を深めている」として、参拝を「きっぱりやめるべき」と主張しました。

 また、アメリカいいなりのイラクへの自衛隊派兵について、サマワの「(自衛隊)宿営地や部隊への攻撃がくりかえされ、政府の論理からいっても駐留しつづける理屈はなりたたない」として、自衛隊を直ちに撤退させることを要求しました。

 「米軍再編」に関し、今月十九日に沖縄の米軍キャンプ・ハンセンに建設された都市型戦闘訓練施設での実弾射撃訓練強行に抗議し、一万人の県民集会が行われたことをあげ、「基地の縮小・撤去を求める声にこたえるべきだ」と求めました。

 小泉首相は、靖国参拝の可能性について「適切に判断する」と答弁。イラクへの自衛隊派兵に関しては、「中東のみならず国際社会の平和と安全のため重要」と答えました。キャンプ・ハンセンでの訓練については「日米安保の目的達成のため必要不可欠なこと」とのべ、容認しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp