2005年7月25日(月)「しんぶん赤旗」

高尾山を守ろう

集会・天狗パレードに1000人

東京・八王子


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(写真)「高尾山にトンネルを掘らせない」と、圏央道建設反対のパレードをする人たち。前列中央は清水都議=24日、東京・八王子市

 「首都圏のオアシス、高尾山を守り抜くたたかいを今こそ強めよう」。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)トンネルの建設に反対する「高尾山にトンネルを掘らせない 集会と天狗(てんぐ)のパレード」が二十四日、東京都八王子市で行われ、千人が参加しました。

 集会は、国土交通省などがトンネル工事契約を発注し、高尾山を含む区間の事業認定に向けた説明会を開くなど、土地収用の動きを強めるなかで開かれました。

 あいさつした椚(くぬぎ)国男実行委員長は「高尾山の北隣の八王子城跡は、トンネル工事でオオタカが巣を放棄し、滝が枯れた。高尾山の危機が高まっているが、『山を守れ』の声も広がっている。このたたかいをさらに発展させよう」と訴えました。

 高尾山天狗裁判原告団の橋本良仁事務局長がトンネル反対の二十一年間の運動を報告。「五月の東京地裁判決は国の主張を丸のみしたもの。山、川、海、空を守る運動と結び、勝利しよう」とのべました。

 集会では圏央道、川辺川(熊本県)をはじめ無駄な公共事業のごり押しに反対する住民運動、公害反対運動の代表が活動を交流。日本共産党からは清水秀子、村松美枝子両都議、岩佐恵美前参院議員、和田雅光・緒方靖夫参院議員秘書、八王子市議団が参加。「高尾山を守るため、私たちも全力をあげる」(清水氏)とあいさつしました。

 集会は「今こそ『高尾山にトンネルを掘らせない』の合い言葉を高く掲げよう」との「高尾山宣言」を採択。集会後、市内をパレードしました。


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