2005年7月4日(月)「しんぶん赤旗」
都議選 日本共産党13議席
2人区の文京・日野で勝利
新宿・大田・世田谷・中野・杉並・北・板橋・練馬・足立・江戸川・八王子
![]() (写真)文京・小竹さんトップ当選、万歳をしてトップ当選を喜ぶ小竹さん(右から3人目)と支持者たち=3日午後11時、東京・文京区 |
各党とも今年最大の政治戦として臨んだ東京都議選(定数百二十七)は三日、投票日を迎え、即日開票されました。投票率は前回(50・08%)を下回る43・99%でした。
日本共産党は、二人区の文京区で小竹紘子前都議が一万九千票を超える得票でトップ当選。同じく二人区の日野市で村松美枝子前都議が激戦を勝ち抜き議席を回復しました。中野区で植木紘二前都議、世田谷区では田副民夫前都議が議席を回復。足立区で渡辺康信、八王子市で清水秀子、新宿区で大山とも子、大田区で可知佳代子、板橋区で古館和憲、北区で曽根肇、杉並区で吉田信夫、練馬区で松村友昭、江戸川区で河野百合恵の各都議が当選を決め、日本共産党の当選者は十三人となりました。(前回比二減)
![]() (写真)2人区での返り咲きを果たし喜ぶ村松さん(中央)と前市長候補の窪田之喜さん(左)、元市長の長男の森田真生さん(右)=3日、日野市 |
自民党は前回比五減の四十八議席に後退。公明党は前回と同じ二十三人、民主党は前回比十三増の三十五人でした。生活者ネットは前回比三減の三人に後退しました。
選挙戦では終盤、サラリーマン大増税の問題が熱い争点となり、石原都政が全国でも例をみない福祉切り捨てを強行するなか、その悪政を推進する自民、公明、民主などの「オール与党」か、これと対決し、都民の暮らしと福祉を守る日本共産党かが問われました。
日本共産党は四十二全選挙区で四十三人の候補者を擁立し、切り捨てられた福祉の復活と充実を正面から訴え。サラリーマン増税問題では、自公民増税連合に審判を下し、増税にストップをかけようと呼びかけました。
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自民、公明、民主、生活者ネットの各党は石原都政の与党として悪政を推進してきたにもかかわらず、民主党などは、急に「野党ポーズ」を強調し、都民をあざむく態度に終始しました。自民、公明、民主の三党は、サラリーマン増税計画に「反対」ポーズをとりました。



