2005年6月27日(月)「しんぶん赤旗」

改憲右翼団体

自民・民主49候補を応援


 「首相の靖国神社参拝の定着化」を目標に掲げる改憲右翼団体「日本会議」の東京都本部が、東京都議選に立候補している自民、民主両党の四十九人を応援していることがわかりました。機関紙「日本の息吹」の東京版(六月二十日号)が候補名を挙げ「応援しています!」としています。

 日本会議は一九九七年に発足しました。会長は三好達・元最高裁長官。日本の過去の侵略戦争を正当化する立場から、従来の歴史教科書を「自虐的・反日的」と攻撃。「愛国心の育成」「憲法改正」「教育基本法改正」「夫婦別姓法案の阻止」などを目指す「国民運動」を展開するとしています(設立五周年事業パンフレットから)。

 機関紙は「日本会議会員並びに日本会議東京都議会議員懇談会会員で…立候補の予定の方々」として、自民四十六人、民主三人の氏名と選挙区の一覧表を掲載。都議会自民党総務会長の古賀俊昭氏(日野市)、都議会民主党幹事長の名取憲彦氏(大田区)、同総務会長の土屋敬之氏(板橋区)ら、両党の都議会幹部の名前が並んでいます。改憲右派勢力と両党の結びつきを示しています。


首相は毎日靖国参拝を 民主演説会で西村議員

 東京都議選の民主党候補、名取憲彦氏(大田区)が二十五日夜に開いた個人演説会で、応援弁士として出席した同党の西村真悟衆院議員が靖国神社参拝問題について「首相が毎日参拝すればいい」などと語りました。

 民主党は国会質問などで首相の参拝中止を求めています。


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