2005年6月25日(土)「しんぶん赤旗」
“最賃引き上げろ”
中央審議会小委に合わせ 全労連などが行動
「最低賃金を引き上げろ」「パートや非正規の均等待遇を実現しろ」―。今年度の最低賃金の改定に大きな影響を及ぼす中央最低賃金審議会小委員会が開かれた二十四日、会場の厚生労働省に向かって、労働者の唱和が響きました。
全労連や国民春闘共闘委員会がよびかけた「第二次最賃デー」。座り込みや要請、昼休みには公務労組連絡会と共同し、約二千人が厚労省前から人事院前までを三百メートル近い列で埋めました。
三時間半にわたって座り込んだ全労連・全国一般神奈川地方本部の鶴嶋弘之さん(52)は「最賃より生活保護費が高いからといって保護費を下げようとし、公務員賃金を下げて民間の賃下げを狙うずるい政治は絶対に許せない」といいます。
「均等」「待遇」「実現は」「世界の」「常識」と書いたゼッケンを付けた全労連パート・臨時労組連絡会の代表や、「公務員賃金切り下げを許さないと人事院近畿事務局に民間労働者も含め九百三十人が請願した」(大阪労連)と報告。全労連の坂内三夫事務局長が「公務と民間が一体となって、とりくもう」と呼びかけました。